Google CloudのAgent Development Kitで業務効率化!社内文書を活用したAIチャットボットの作り方

Google CloudのAgent Development Kitで業務効率化!社内文書を活用したAIチャットボットの作り方

こんにちは!中学生の娘と小学生の息子がいるmomoです。

最近、パパの帰りもなんだか遅い日が多いみたい…。

むすこ: パパの会社って、なんでいつも忙しいの?
むすめ: 書類を探したり、同じことを何回も説明したりする時間が多いって言ってたよ。AIが助けてくれたらいいのにね。

そうなんです!実は今、会社のお仕事をAIが手伝ってくれる「AIチャットボット」が注目されています。

この記事では、Google Cloudのサービスを使って、会社の書類やマニュアルの内容をぜーんぶ覚えて、質問に答えてくれる賢いAIチャットボットを作る方法をご紹介します。専門家じゃなくても大丈夫なように、分かりやすく解説しますね!

momo: 毎日のお片付けと一緒で、まずは身の回りの「探し物」の時間をなくすのが効率化の第一歩ですよね!

この記事はこんな人におすすめ

  • 会社の業務をもっと効率的にしたいと思っている方
  • 社内の問い合わせ対応に追われて、自分の仕事がなかなか進まない方
  • AIに興味はあるけど、何から始めたらいいか分からない方
  • プログラミングは苦手だけど、AIチャットボットを作ってみたい方

この記事の著者

momo-mammy

中3娘・小4息子の母

子どもには勉強より読書をさせたい人

整理収納アドバイザー

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なんで仕事って終わらないの? AIチャットボットが救世主になる理由

なんで仕事って終わらないの? AIチャットボットが救世主になる理由

「この書類、どこにあったっけ?」「経費精算の締め切りっていつでしたっけ?」

会社では、こんなやり取りが毎日繰り返されていませんか?質問に答える側も、本来の仕事が中断されてしまいますし、質問する側も、答えを探すのに時間がかかってしまいます。こういう小さな時間のロスが、全体の生産性を下げてしまうんですよね。

むすめ: それ、学校の先生たちも「あのプリントどこだっけ?」ってよく探してるよ。どのクラスでも同じ質問が出たりして大変そう。

さらに大変なのが、「あの仕事のやり方は、ベテランの〇〇さんしか知らない」という状況。これを「ナレッジの属人化」と言いますが、その人がいなくなったら、大事なノウハウが失われてしまう大問題です。

そこで登場するのが、最新のAIチャットボット!

昔のAIと違って、今のAIは人間みたいに自然な言葉を理解できます。会社のルールブックやマニュアルを全部読み込ませれば、従業員からの質問に的確な答えをズバリと見つけ出して教えてくれるんです。これを「RAG(検索拡張生成)」って言うんですよ。

momo: 難しい言葉だけど、AIが分厚い説明書の中から答えのページをパッと開いてくれるイメージですね!

Googleのような大きな会社が、誰でも使いやすいサービスを提供し始めたことで、AIチャットボットは専門家だけのものじゃなくなりました。私たちにとって、ぐっと身近な存在になったんです。

Google CloudはAI開発のびっくり箱!

Google CloudはAI開発のびっくり箱!

AIチャットボットを作るなら、どのサービスを使うかがとっても重要。中でもGoogle Cloudは、最先端のAI技術がぎゅっと詰まっていて、まるでびっくり箱みたいなんです!

むすこ: Googleって、検索とか地図の会社だと思ってた!AIも作ってるんだね、すごい!

Googleは、世界トップクラスのAI技術を「Vertex AI」というプラットフォームで提供しています。難しいAI開発の準備から完成までを、全部お任せできる便利な場所です。Googleが作った「Gemini」という高性能AIも使えるので、とっても賢いチャットボットが作れます。

そして、この記事の主役が「Agent Development Kit (ADK)」です。

ADKは、AIエージェント(AIチャットボットのことだと思ってください)を作るための、いわば「最強の開発キット」。ひとつのAIだけじゃなく、専門分野を持つ複数のAIたちをチームみたいに連携させて、もっと複雑なお仕事もこなせるようになります。

momo: 専門家たちがチームを組んで問題を解決してくれるみたいで、頼もしいですね!

ADKは本格的な開発者向けのツールですが、ご安心を!Google Cloudには、プログラミングが不要な「Vertex AI Agent Builder」という、とっても簡単なツールも用意されています。会社のスキルや目的に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。

【かんたん編】プログラミング不要!Vertex AI Agent Builderでチャットボットを作ってみよう

【かんたん編】プログラミング不要!Vertex AI Agent Builderでチャットボットを作ってみよう

「AIって聞くと難しそう…」「まずは手軽に試してみたい!」そんな方にぴったりのが「Vertex AI Agent Builder」です。名前の通り、コードを一行も書かずに、画面をポチポチするだけでAIチャットボットが作れちゃうんです!

むすめ: え、プログラミングいらないの?それなら私にもできそう!面白そう!

作り方は驚くほど簡単、たったの4ステップです。

1. **ステップ1:AIに教える情報を準備する**

会社のルールブックやマニュアルなどの書類(PDFやWordなど)を、Google Cloud Storageというネット上の保管場所にアップロードします。これがAIの教科書になります。

2. **ステップ2:チャットアプリを作る**

管理画面から「チャットアプリ作成」を選んで、名前を付けて、さっきの教科書を指定するだけ!これだけでAIが自動で勉強を始めてくれます。

3. **ステップ3:AIのキャラクター設定**

「あなたは親切な人事アシスタントです」みたいに、AIの役割や話し方を日本語で指示できます。自分の会社のキャラクターに合わせられるのが楽しいですね。

4. **ステップ4:テストして公開!**

プレビュー画面ですぐにAIとおしゃべりできます。ちゃんと答えてくれるかテストして、OKならWebサイトに埋め込むコードをコピー&ペーストするだけで公開完了!

momo: まるで料理のレシピ通りに作るみたいに簡単!これなら忙しい部署の担当者さんでもすぐに試せますね。

【こだわり編】ADKでもっとすごいAIエージェントを作ろう!

【こだわり編】ADKでもっとすごいAIエージェントを作ろう!

簡単な質問に答えるだけじゃ物足りない!「勤怠システムと連携して残業申請したい」とか、「経費精算をAIにやってほしい」とか、もっと高度なことをさせたい場合は、「Agent Development Kit (ADK)」の出番です。\n\n> むすこ: おおっ!こっちは難しそうだけど、なんだかゲームを改造するみたいでワクワクする!\n\nPythonというプログラミング言語を使いますが、その分できることの幅がぐーんと広がります。おしゃべり相手のAIから、仕事を手伝ってくれる「AIワーカー」へと進化させられるんです。\n\n開発の流れはこんな感じです。\n\n1. **ステップ1:開発環境の準備**\n パソコンにADKをインストールして、コマンドを一つ実行するだけで、開発に必要なファイルのひな形が自動で出来上がります。\n\n2. **ステップ2:AIの動きをプログラミング**\n AIができること(「ツール」と呼びます)をPythonで書いていきます。「勤怠システムを操作するツール」とか「経費データを登録するツール」とかですね。AIは、会話の中から「今はこのツールを使うべきだな」と自分で考えて動いてくれるようになります。\n\n3. **ステップ3:自分のパソコンでテスト**\n 書いたプログラムがちゃんと動くか、自分のパソコンですぐにテストできます。AIがどう考えて動いているかが目に見えるので、修正も簡単です。\n\n4. **ステップ4:クラウドにデプロイ(公開)**\n 完成したAIエージェントは、簡単なコマンドでGoogle Cloudにアップロードできます。あとは難しいサーバーの管理やセキュリティ対策も全部Googleにお任せできるので、開発者は機能の改善に集中できます。\n\n> momo: こだわりの収納作りと似ていますね。既製品で満足できないなら、DIYで自分にぴったりのものを作る。ADKはまさにそんな感覚です!\n\n## AIチャットボットが会社にもたらす4つのハッピー\n\nAIチャットボットを導入すると、会社にたくさんの良いことがあります。ただのツールではなく、働き方そのものを変える力があるんです。\n\n1. **問い合わせ対応が劇的にラクになる!**\n 人事や総務、ITヘルプデスクの担当者さんは、同じような質問への対応から解放されます。AIが24時間365日、代わりに答えてくれるので、もっと大事な仕事に集中できます。\n\n2. **全従業員の「探し物」がなくなる!**\n あちこちに散らばった情報を、AIが横断的に探してきてくれます。もう「あのファイルどこだっけ?」と悩む必要はありません。聞くだけで答えが手に入ります。\n\n3. **ベテランの知恵が会社の財産になる!**\n 「あの人しか知らない」という貴重なノウハウをAIに学習させることで、会社の共有財産にできます。新入社員もすぐにベテランの知恵を借りられます。\n\n4. **もっと創造的な仕事に時間を使える!**\n 単純作業から解放された時間は、新しい企画を考えたり、お客様のためにもっと良いサービスを考えたり、人間にしかできない創造的な仕事に使えます。\n\n> むすめ: AIが助けてくれたら、パパもママも早くお仕事が終わって、もっと一緒にいられる時間が増えるかもしれないね!\n\n### まとめ\n\n今回は、Google Cloudのサービスを使って、会社の仕事を助けてくれるAIチャットボットを作る方法をご紹介しました。\n\nプログラミング不要で手軽に始められる「Vertex AI Agent Builder」と、とことんこだわれる開発者向けの「ADK」。会社の状況に合わせて選べるのが嬉しいですよね。\n\n> momo: 大事なのは、最初から完璧を目指さないこと。まずは簡単な質問に答えるボットからスモールスタートしてみるのが、成功のコツですよ!\n\nあなたの会社に眠っているたくさんの書類は、AIの力で価値ある「知識の宝箱」に変わります。この記事が、次世代の働き方を実現する第一歩になれば嬉しいです。