
こんにちは!中学生の娘と小学生の息子がいるmomo-mammyです。
先日、歴史の授業で幕末を習い始めた娘と、テレビで見た坂本龍馬について話していたんです。
むすめ: 龍馬って、ただの人を斬る武士じゃなくて、日本の未来を真剣に考えてた人なんだよね。すごいなあ。
むすこ: ピストル持ってる人でしょ?強くてカッコイイ!
そうそう!でも「じゃあ具体的に何がすごかったの?」と聞かれると、大人でも意外とスラスラ答えられなかったりしますよね。そこで今回は、幕末のヒーロー・坂本龍馬の魅力について、改めて分かりやすくまとめてみました!
この記事はこんな人におすすめ

- お子さんと一緒に歴史を学びたいと思っている親御さん
- 坂本龍馬の名前は知っているけど、何をした人かよく知らない方
- 歴史が苦手だけど、面白い偉人の話なら読んでみたい方
- 変化を起こす行動力や発想力のヒントが欲しい方
この記事の著者
**momo-mammy**
- 中2娘・小5息子の母
- 子どもには勉強より、人生を豊かにする読書や学びをさせたい人
- 整理収納アドバイザー
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坂本龍馬とは?泣き虫少年が日本の未来を憂う志士になるまで

日本の歴史を大きく動かした坂本龍馬ですが、意外にも幼い頃は泣き虫だったと言われています。高知県の郷士という、ちょっと身分が低い武士の家に生まれた龍馬。そんな彼が、どうやって日本の未来を動かすヒーローになったのでしょうか。
郷士の次男坊、泣き虫だった幼少期
幼い頃は「寝小便たれ」とからかわれるほど気が弱かった龍馬。そんな彼を心身ともに鍛え上げたのが、男勝りな姉の乙女でした。乙女姉さんの愛情深い指導がなければ、後の龍馬は生まれなかったかもしれませんね!
黒船来航との遭遇と芽生えた危機感
剣術修行のために江戸へ出た龍馬は、そこで歴史を揺るがす「黒船来航」に遭遇します。煙をモクモクと上げる巨大な外国の船を目の当たりにして、日本の未来に強い危機感を抱いたのです。
むすこ: 黒船ってそんなにすごかったの?僕だったらやっつけちゃうけどな!
momo: 当時の日本人にとっては、本当に未知との遭遇だったんだろうね。龍馬が「このままじゃダメだ!」って思ったのも分かる気がするよ。
この出来事が、龍馬がただの剣士から、国の未来を考える「志士」へと変わる大きなきっかけになりました。
藩を捨てる決断「脱藩」
故郷の土佐に戻った龍馬ですが、藩のルールや身分制度に縛られていては大きなことはできないと考え、当時は死罪にもなる「脱藩」を決意します。家族や故郷を捨てる大きな決断ですが、それだけ日本の未来を救いたいという強い覚悟があったんですね。
勝海舟との出会い|世界に目を開いた龍馬の大きな転換点

脱藩して自由の身になった龍馬に、運命的な出会いが訪れます。それが幕府の役人、勝海舟との出会いです。
斬るはずが弟子入り?運命の出会い
最初は、外国に国を売ろうとしている悪いやつだと思い込み、勝海舟を斬るつもりで会いに行った龍馬。でも、実際に会って話をしてみると、勝海舟が語る世界情勢や日本の未来のビジョンに衝撃を受けます。
むすめ: すごい話だね。敵かもしれない相手に、ちゃんと日本の未来を語れる勝海舟もすごいし、自分の間違いを認めて「弟子にしてください!」って言える龍馬も素直でかっこいい。
momo: 本当にそう思う!この柔軟さが龍馬の最大の魅力だよね。この出会いをきっかけに、龍馬は「外国を追い払う」のではなく、「世界と渡り合える強い日本を作る」という考えに変わっていったんです。
日本初の海軍士官学校「神戸海軍操練所」
勝海舟の弟子になった龍馬は、日本のための海軍を作る学校「神戸海軍操練所」の設立に奔走します。残念ながらこの学校は1年ほどでなくなってしまうのですが、ここで後の明治政府で活躍するような、身分や藩を超えた多くの仲間と出会いました。この経験と人脈が、龍馬の次のステップに繋がっていきます。
不可能を可能に!天才プロデューサー龍馬と薩長同盟

いよいよ龍馬が歴史の表舞台で大活躍します。彼の最大の功績の一つが、当時「犬猿の仲」だった薩摩藩(鹿児島)と長州藩(山口)を結びつけた「薩長同盟」です。
むすめ: 歴史の授業で習った!血を流すほど仲が悪かった薩摩と長州が手を組むなんて、普通じゃ考えられないって先生が言ってたよ。
むすこ: なんでそんなに仲が悪かったのに、仲直りできたの?
momo: そこが龍馬のすごいところ!「一緒に幕府を倒そう!」と熱い想いを語るだけじゃなくて、「長州には武器を、薩摩にはお米を」って、お互いの足りないものを補い合う具体的なメリットを示したの。まさに天才的なプロデューサーだよね!
この同盟によって、幕府を倒すための巨大な力が生まれ、日本の歴史が大きく動き始めました。
血を流さない革命「大政奉還」と未来の設計図「船中八策」

薩長同盟で武力討幕への道が開かれましたが、龍馬は日本人同士が血を流す内戦を避けたいと考えていました。そこで彼が考えたのが、戦いをせずに平和的に政権を移す「大政奉還」というアイデアです。
新国家の青写真「船中八策」
そのアイデアの元になったのが、船の上で考えたとされる新しい国の基本方針「船中八策」。これには、議会を作ることや、憲法を定めることなど、今の日本の仕組みの元になるような考えがたくさん詰まっていたんです。
むすめ: ただ幕府を倒すだけじゃなくて、その先の新しい日本のことまで具体的に考えてたんだね。視野が広すぎる!
momo: 本当にそう!この構想があったからこそ、平和的な革命「大政奉還」が実現して、約260年続いた武士の時代が終わったんだよ。
志半ばでの悲劇的な最期と、龍馬が現代に残したもの

大政奉還という歴史的な偉業を成し遂げ、新しい時代の幕開けを目前にした龍馬。しかし、そのわずか1ヶ月後、33歳の誕生日に京都の近江屋で何者かに襲われ、その生涯を終えました。
むすこ: えー!悪いやつにやられちゃったの?かわいそう…
むすめ: あと少しで新しい日本が見られたのにね。犯人がはっきり分かってないっていうのが、またミステリアス…。
momo: 本当に悲しい最期だよね。でも、龍馬が蒔いた種は、残された仲間たちによってちゃんと受け継がれて、明治維新に繋がったんだよ。
龍馬が今も人気なのは、古い常識にとらわれない自由な発想や、世界を見る広い視野、そして何より「日本をよくしたい」という純粋な情熱が、私たちの心に響くからかもしれません。
まとめ
今回は、幕末のヒーロー・坂本龍馬の生涯と功績を振り返ってみました。
泣き虫だった少年が、日本の未来を憂い、藩を飛び出し、素晴らしい師や仲間と出会って、不可能と言われたことを次々と成し遂げていく。そのドラマチックな人生は、まるで壮大な物語のようです。
彼の生き様は、変化を恐れずに行動することの大切さや、大きな夢を持つことの素晴らしさを教えてくれます。何かに挑戦したい時、ちょっと勇気が欲しい時、坂本龍馬のことを思い出してみてはいかがでしょうか。きっと、背中を押してくれるはずです!