こんにちは！中学生のむすめと小学生のむすこを持つ、momoです。
ある日、ゲーム好きのむすこが目を輝かせて聞いてきました。
むすこ: ねえ、お母さん！モンスターを一人も倒さなくてもクリアできるRPGがあるってホント？
momo: よく知ってるね！それが今回紹介する『アンダーテール（Undertale）』だよ。見た目はレトロなドット絵だけど、中身はものすごく深くて、大人も子どもも心を揺さぶられる「神ゲー」なんだ。
2015年の発売から時間が経っても、世界中で愛され続けるこのゲーム。この記事では、まだプレイしたことがない方に向けて、ネタバレなしでその唯一無二の魅力と感動の本質を徹底解説します！
この記事はこんな人におすすめ
- 心に残るストーリーのゲームをプレイしたい人
- 従来のRPGに少し飽きてしまった人
- 自分の「選択」で物語が変わる体験がしたい人
- 親子で一緒に楽しめるゲームを探している人
【この記事の著者】 momo-mammy
- 中学生の娘・小学生の息子の母
- 子どもには勉強より、心を豊かにする体験をさせたい人
- 感動で涙したゲームは数知れず。『アンダーテール』は人生の一本。
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「誰も死ななくていい優しいRPG」の本当の意味
『アンダーテール』を象徴するキャッチコピー、それは「誰も死ななくていい優しいRPG」。
普通のRPGなら、敵を倒して経験値を稼ぎ、レベルアップするのが当たり前ですよね。でも、このゲームはその常識に「待った！」をかけます。プレイヤーは、モンスターを一人も傷つけずに物語のエンディングを迎えることができるのです。
本作の戦闘は、敵の攻撃をシューティングゲームのように避けるアクションパートと、こちらの行動を選ぶコマンドパートで構成されています。そして、そのコマンドにあるのが「こうどう」です。
モンスターを褒めたり、励ましたり、ジョークを言ったり…。相手の性格や悩みを理解し、心を開かせることができれば、戦わずに「みのがす」ことができます。これはもう「戦闘」ではなく、モンスターとの「対話」そのものなんです。
むすこ: 最初、うっかりモンスターを倒しちゃって...。なんか、すごく罪悪感が湧いてきてやり直しちゃった。
momo: そうそう、このゲームは「たたかう」っていう選択にものすごい重みがあるんだよね。だからこそ、「誰も傷つけない」っていう選択が心に響くの。
あなたの「ケツイ」が紡ぐ、たった一つの物語
『アンダーテール』がプレイヤーの心に忘れられない記憶を刻む最大の理由は、あなたの選択が物語に与える影響の大きさです。モンスターを1体倒すか、見逃すか。そのたった一つの行動が、世界のあり様を劇的に変化させます。
このゲームのすごいところは、プレイヤーの行動を隅々まで「記憶」していること。一度攻撃した後にリセットしてやり直しても、キャラクターがそのことを覚えているような素振りを見せるんです。このメタ的な演出によって、「自分の行動からは逃れられない」という強い責任感が生まれます。
むすめ: 1周クリアしただけじゃ絶対に全体像は見えないよね。周回プレイが前提というか、全てのルートを見たくなる。セーブやリセットっていうゲームのシステム自体に意味を持たせてくるのは、本当に鳥肌が立ったな…。
物語の中で何度も登場する「ケツイ（Determination）」という言葉。それは、物語を進めるあなたの意志の力。どの結末を迎えるかは、まさにあなた自身の「ケツイ」にかかっているのです。
一度会ったら忘れられない、愛すべきキャラクターたち
この感動的な物語は、そこに生きる個性豊かなキャラクターたちなしには語れません。みんな欠点だらけで、どこか人間臭くて、だからこそ愛さずにはいられないんです。
- **心優しき案内人、トリエル:** 主人公を我が子のように守ろうとする、母性あふれるモンスター。彼女との出会いと別れは、この物語の最初の大きな山場です。
- **ユーモラスなガイコツ兄弟、サンズとパピルス:** ダジャレ好きな兄サンズと、純粋で人間を捕まえたい弟パピルス。彼らのコミカルなやり取りは最高の癒やしです。
- **熱血で不器用な騎士、アンダイン:** 正義感あふれる王の親衛隊長。最初は手強い敵ですが、彼女の真っ直ぐな情熱に触れると、その印象は180度変わるはず。
むすこ: パピルスが大好き！ 一生懸命で、ちょっとヌケててかわいい！ スパゲッティのイベントは笑ったなあ。
むすめ: 私はやっぱりサンズかな。あの飄々とした態度の中に隠されたものが深すぎる…。彼の言葉一つひとつに考えさせられる。
キャラクターたちと交流を深めれば深めるほど、彼らを傷つけるなんて考えられなくなります。この感情移入のさせ方が、本当に見事なんです。
心に深く刻まれる、物語を彩るサウンドトラックの力
『アンダーテール』の魅力を語る上で、音楽は絶対に外せません。BGMは単なる背景音楽ではなく、キャラクターの心情や物語のテーマそのものを表現しています。
楽しいメロディが、場面によっては悲しいピアノアレンジで奏でられたり、緊迫した戦闘では激しいロック調になったり。同じメロディを繰り返し使う「ライトモティーフ」という手法が非常に巧みで、音楽を聴くだけでキャラクターの感情がダイレクトに伝わってきます。
むすめ: BGMが本当に神。特にボス戦の曲はカッコよすぎて、サントラも買っちゃった！ 勉強中によく聴いてるよ。
momo: 分かる！ 音楽を聴くだけであの時の感動やドキドキが蘇ってくるよね。ドット絵のシンプルなグラフィックを、音楽が豊かに彩っている感じ。
まとめ：あなたの心に「優しさ」の意味を問いかける冒険
『アンダーテール』は、レトロな見た目からは想像もつかないほど、深く、革新的で、心を揺さぶる物語を秘めたゲームです。画期的なシステム、選択の重み、愛すべきキャラクター、そして素晴らしい音楽。これら全てが完璧に融合し、プレイヤーに唯一無二の「体験」を提供してくれます。
それは、単なるゲームという枠を超え、あなたの心に「優しさとは何か」「暴力とは何か」を問いかける冒険です。
むすこ: 僕は平和なルートが好き！みんなと友達になれてハッピーだった！
むすめ: 私は、あえて別のルートも見てみたけど…心がえぐられた。でも、それもこのゲームの一部なんだよね。深い。
momo: 親子でプレイして、どっちの選択をするか話し合ったり、感想を言い合ったりするのも、すごく楽しい時間でした。
もし、この記事を読んで少しでも興味が湧いたのなら、どうかこれ以上の情報を調べず、まっさらな気持ちで地底世界への扉を開いてみてください。そこには、あなたの心に深く刻まれるであろう、驚きと笑いと、そして涙に満ちた、あなただけの物語が待っています。